代表挨拶


今思う事・今後取り組む事、2019年に向けて


代表取締役 浦野広樹
代表取締役 浦野広樹

日本の再生可能エネルギーの位置づけと業界分析。

それに対し、今後、私たちWEグループがどう考え、取り組んでいくか。

2019年に向け、まとめてみました。

 

※「WEグループ」は当社とグループ企業の総称となります。

業界分析

■再生可能エネルギーの位置づけ

国による新たなエネルギー基本計画では、 

2030年に再エネ比率22〜24%と、前回から数字の変化がなかったものの、主力電源として位置づけられています。

2050年は、再エネ比率50%以上(再エネ+蓄電池、再エネ+水素、再エネ+地域コミュニティ)を掲げています。

この数字をどう見て、どう読み解いていくべきでしょう。

個人的な意見としては、総合的に考えて、このようなバランスでの公表を良くも悪くもするしかなかったのではないかと考えています。

再生可能エネルギーの比率をもっと早く高めたい・高めないといけない現状ですが、急速な変化を伴う数字では誤ったメッセージになる可能性もあります。

世界・日本の方針から、再生可能エネルギーの位置づけは高く、私たちが事業を行っていく上で非常に大義があり、取り組むことに意義があると考えてます。

 

■2017年〜2018年の業界展開

業界では大きな変化がありました。

改正FIT法、FIT価格下落、小型風力の実質推進停止、出力抑制、原子力発電再稼働・・・。

大きくみて上記があげられますが、小さな変化まで入れるともっと多くの変化がありました。

局面として整理が必要な時期にあたり、その対応に多くの時間とエネルギーを費やす事となりました。

いずれにしても、業界を取り巻くネガティブな話題が増えてきてしまっています。

 

■太陽光発電の普及で起こっている状況

2012年7月からはじまった、FIT制度により、太陽光発電は急速に普及しました。

現在、経産省で公開されている認定数は、30万ヵ所を超えてます。

具体的な稼働数は分かりませんが、これらの発電所の多くは、適切な管理体制ができてなく、下記のような状況がうまれている事が懸念されています。

  • 発電所のパフォーマンスが最大限出ているかどうか確認できていない。
  • 現場の美観、雑草管理や、経年劣化の把握、異常発生時の迅速な対応ができていない。
  • 20年間以上に及ぶ、長い期間の事業という事の認識が不足している。

私たちがどう取り組んでいくか

■私たちが、再生可能エネルギーの可能性を拡げるために

地球環境や業界の変化を分析した上で、今後さまざまな可能性が考えられますが、総合的な判断の中、WEグループができる事を考えてみました。

  • 発電所の状態を内部から監視
    昨年、遠隔監視システム『そらいろモニター』をグループ内で開発しました。
    視認による発電所の状態の把握が限られる中で、日射量・温度等、さまざまな角度から、経年劣化を可視化する事ができ、今後増え続けるトラブルを事前に回避する事が可能になりました。
  • 発電所の管理体制は、まず「美観」
    私たちが開発した発電所は、全発電所、1年中キレイな状態を保っております。
    雑草が生えていない状況を作るための仕組みとシステムを、IT管理し、リマインダー機能と合わせ開発し実践してます。
    太陽光発電所の地位向上へ寄与していきます。
  • 稼働発電所市場で生まれる副産物産業の推進
    20年以上という長い期間の中で、さまざまな変化が予想されます。
    既に、一部の発電所では、売り買いが行われ、事業者が変わったり、経年劣化により、パネルやPCSを取替え、効率をUPさせたりといったことが行われています。
    特に、FIT制度がはじまった当初に施工した発電所には、遠隔監視システムがほとんど導入されてませんので、異常をリアルタイムで把握できる、遠隔機器の設置に監視ましては今後必須アイテムであると考えます。

■エネルギー業界全体を見渡す

再生可能エネルギーへの取り組みはもちろんですが、エネルギー業界を少し広い目線で捉える事ができないかな、と考えています。

自身の事になりますが、起業する前の15年間、石油・LPガスと資源エネルギーに取り組んでいました。

エネルギー業界は、総じてクローズされた業界です。

これだけ大きな市場で日々使うものですが、その中身を知る人は非常に少なく、特に消費者サイドは全くもって無知に近い状態です。

そうした状況を改善するために、今のIT技術を活用し、スマートで無駄のないエネルギーとの共生にチャレンジしていきます。

 

■地方創生、インバウンド

少子高齢化が進む中で、日本、そして地元徳島に貢献できる取り組みも常に意識しています。

特に、昨今のインバウンド需要は、二次曲線を描き、一つの大きな流れとなり、一過性でなく進み続ける現象であると考えています。

日本という素晴らしい文化を持った国の良さを知ってもらい、「また訪れたい」と思われる一つのきっかけを作りたいと思います。

 

■社会貢献、地域貢献活動

中学生を対象とした硬式野球部「徳島ウエストヤング」を、徳島県西部で創設しました。

学校教育において、十分に指導ができる体制を整える事が難しくなってきている中で、良い環境・良い指導者のもと、中学という成長期に必要なトレーニングを行える場所として、全国のモデルケースとなるような組織作りを目指しています。

 

■IT化
2019年は、現在WEグループで保有しているリソース+フィロソフィーに、ITテクノロジーを掛け合わせて、レバレッジをかけていきます。

組織のIT企業化をトップスピードで進め、二次元から三次元でビジネス展開できるよう体制を整えます。

 

■今後の取り組み(エネルギー以外)

大義をもってイノベーションを起こそうとしている人材とのコミュニケーションを、増やしたいと思っています。

事業構想大学院大学(東京都港区南青山)で行った「ベンチャー育成プロジェクト」では複数の起業家が生まれ一定の成果をあげております。

現在、周りにいる人材も非常に優秀で、日々、向上心を持って仕事に取り組めておりますが、今の局面では、分野やエリアを問わず、真摯に取り組んでいる人物との交流が、更に自分自身・組織を高める有効な手段と考えています。

同年代の魅力的な起業家の台頭も、昨今目立つように感じています。

勝ち負けではありませんが、そういった人材に遅れをとるのは本意ではないですし、そういった人材との、思想や能力、ポジティブなエネルギーの交流は、新たな自分自身との出会いに欠かせないものになっています。

 

■最後に 〜2019年の一言〜

2019年は、「進」をキーワードにします。

ナチュラルに前へ進むというイメージです。

業界や環境の変化に対応した上で、新しい分野や新しい人脈との交流を楽しみたいと思います。

そこで生まれる化学反応で、どんなものが生み出せ、どんな景色が見えるのか。

WEグループの能力で、社会や周りへの影響力が高まればいいな。そう思っています。

日々、自己研鑽し、しっかり準備して、様々なチャンスを逃さないようにしたいです。

2019年も、よろしくお願いいたします。